甘酒のアルコール度数はどのくらい?妊娠・授乳中は危険?
甘酒に含まれるアルコール度数は作り方で変わる
酒粕甘酒にはアルコールが含まれています。もともと、日本酒を作る過程でできた絞りかすが酒粕ですから、アルコールが含まれているのです。このときのアルコール度数は8%ということですから、ビールを飲み慣れている人でも少し強めのアルコール度数といえます。この酒粕を使って酒粕甘酒が作られるのですが、作り方が簡単で、酒粕にお湯を加え煮沸しながら砂糖を入れて完成です(好みによってショウガを入れます)。この時、加えたお湯と加熱によってアルコールを飛ばすことができますので、お好きな味に調整できます。
ノンアルコール甘酒を作る方法
酒粕甘酒の場合はもともとアルコールが含まれているのでノンアルコール酒粕甘酒を作ることはできません。しかし、もう一方の甘酒である米麹甘酒は、もともとアルコール分が含まれませんからノンアルコール甘酒を作ることができるのです。ノンアルコールですから、子供さんや妊婦さんも安心して飲むことができます。もっともひな祭りで飲む甘酒は酒粕甘酒が多いのですが、これは子供にどうなのかという意見も多く、ノンアルコールの米麹甘酒が飲まれることがおおくなりました。
手づくり甘酒や酒粕の料理に気をつけよう
手作り甘酒の場合、特に気をつけなくてはいけないのが酒粕甘酒です。元の酒粕のアルコール度数からお湯を加えるので、加えるお湯の量によって薄まり、更に加熱を行うことでアルコール度数はどんどん下がっていきます。しかし、もともとの酒粕のアルコール度数は8%と低くはありませんので、注意が必要です。人にふるまう酒粕甘酒や料理に使う場合には、アルコール度数に特に注意し、車の運転をする人には飲ませないようにしましょう。
なお、甘酒のアルコールはエタノールによるものですので、約80℃の沸点以上にすればアルコールを飛ばせます。おおよそ3分から5分の加熱で殆どアルコールはなくなります。