人気が出ている玄米甘酒、一般的な甘酒との違いはあるの?
玄米甘酒は米麹甘酒系の甘酒です
一般的に、甘酒には米麹と白米を主な原材料として作られる「米麹甘酒」と、お酒を作ったときに出る酒粕を原材料として作られる「酒粕甘酒」の2種類が存在します。また、近年では甘酒ブームの到来に合わせて様々な種類の甘酒が登場しており、それらのほとんどは米麹甘酒系と酒粕甘酒系のどちらかに分類ができます。その名のとおり玄米を主な材料として作られる玄米甘酒は、米麹も使用していることから米麹甘酒に分類することができます。
玄米甘酒と一般的な米麹甘酒の材料の違い
一般的な米麹甘酒は、米麹と炊いた状態の白米を水と混ぜ、少量の塩などで味を調整しながら鍋に入れた状態で火にかけて加熱をすることで製造されています。それに対して玄米甘酒は、基本的な製造方法は一般的な米麹甘酒と大きな違いはありませんが、白米ではなく玄米を使用するという点で米麹甘酒とは大きな違いがあります。また、玄米と白米では若干性質が異なるため、炊く際に使用する水の種類や量などに違いがあることもあります。
玄米甘酒は白米で作る甘酒より栄養価が高い
白米を使用する一般的な米麹甘酒は炭水化物やビタミンB群、マンガンなどの栄養素が豊富に含まれていることから「飲む点滴」と呼ばれることもあります。そのため、この米麹甘酒は十分健康面でのよい効果を得ることができます。これに対して玄米を使用する玄米甘酒は、一般的な米麹甘酒に含まれる栄養素に加え、9種類の必須アミノ酸や美肌効果が期待できるコウジ酸などの栄養素も含まれており、総じて栄養価は非常に高くなっています。